猫背・肩こり改善~リブケージアームズ

蒸し暑いけれどクーラーを入れると寒かったり、急な雨に降られてしまったり、体温調節が難しい季節ですね。
この時期は自律神経が頑張りすぎる上に梅雨の湿気も手伝い、なんだか身体が重だるくなりやすいです。身体が重いと、なんだか心もどんよりしてしまうことも。。。
気がつくと、いつもより猫背になっていませんか?

猫背の姿勢でいると、背中の筋肉がゆるみ胸の筋肉は縮んだままかたまってしまいます。この不良姿勢により頭も前に出やすくなり、首や肩に負担がかかることで、肩こりや首こりを招きかねません。
猫背を改善できると、見た目の印象の良さはもちろんのこと、身体にとって嬉しい効果をたくさん実感できるようになりますよ。
猫背改善のメリット
・身体の負担か軽くなる
・呼吸が深まる
・代謝が上がる
・自律神経が整う
・気持ちが前向きになる
今回は、猫背・肩こりを改善するのに効果的なピラティスのエクササイズ「リブケージアームズ」をご紹介します。
このエクササイズでは、仰向けで腕を動かすことで胸郭※・肩甲骨・肩関節を連動させ、肩の動きを滑らかにしていきます。背骨を正しいポジションに保ち体幹を安定させながら肩周辺の筋肉を動かすことにより、姿勢改善・肩こり改善効果が期待できますよ。肋骨が浮き上がらないように注意をして動かしていきましょう。
リブケージアームズのやり方
・仰向けになり膝を立て、膝と足は骨盤幅に開いておきます。腰とマットの隙間は手の平一枚分が軽く入る程度に背骨を整えます。

・両手を天井に向けてまっすぐ伸ばし、手の平を向かい合わせにセットします。

・吸いながら両腕を耳の横へ向けて動かし、吐きながら元に戻しましょう。(5回~10回程度)
●ポイント
腕を頭上に動かす時は、腰が反れないところまでにしましょう。腕の可動域よりも体幹の安定を優先させます。
吸って腕をあげることで肋骨が浮いてしまう場合は、呼吸を逆にして吐きながら腕を耳の横に動かすようにしてみてください。
マメ知識
※『胸郭』
胸郭とは、胸の背骨(胸椎)12個、肋骨12対、胸骨1個からなる骨格のこと。
弾性のある籠のような形をしていて、心臓や肺などの大切な臓器を守る。息を吸う時は胸郭が広がって空気を吸い込み、息を吐く時は胸郭が縮んで空気が吐き出されるというように、胸郭の動きにより呼吸が行われる。
