眼の疲れを癒すヨガポーズで一年の疲れをリセット~うさぎのポーズ

今年一年も、たーっぷり酷使されてきた目。夕方になると、目の疲れを実感する方も多いのではないでしょうか。そうではない方も、身体の不調が目の疲れからきているケースもたくさんあります。
疲れ目からくる症状
・肩こり
・頭痛
・倦怠感
・吐き気
年末年始に少し目を休められる環境にある方は、この機会にヨガでアプローチできる目のケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
うさぎのポーズ(シャシャンカーサナ※) 軽減法

頭頂を床につけて百会のツボを刺激しながら、さらに首の後ろ側を伸ばしていきます。
百会のツボは両耳の上端を結んだ線と体の中心線が交わる部分で、眼精疲労・頭痛の緩和や自律神経のバランスを整える効果が期待できます。多く(百)の気の流れが交わる場所と言われており、血管・リンパ液の流れを良くし、神経、内臓、筋肉などに幅広く働きかけることができます。肌荒れ、抜け毛対策にも◎
やり方

・正座の状態から、おでこを床につけ両手を頭の横につきます。
・両手で体を支えながらゆっくりとお尻を上げて、頭頂部の心地よいポイントを探り、百会のツボを刺激しましょう。
・目線は一点に集中するか、まぶたを閉じて2~3呼吸キープします。

・ゆっくりとお尻を元の位置に戻して両手を重ねるか、握りこぶしを2つ重ねた上におでこを乗せて身体を休めましょう。頭の血流が落ち着いたら、背中を丸めながら頭が最後になるようにゆっくりと起き上がります。
※頭を床におろした後は顔を横に向けないようにしてください。頭頂を床につけたまま首を動かすと、首を痛める可能性があります。
チャレンジ
この動きは、日頃からヨガに慣れている方向けです。肩甲骨を引き締めて腕の筋肉を伸ばすことで肩こり解消効果が期待できます。
やり方

・軽減法で頭頂部をマットにおろした後に手を片方ずつ床から離して両手をお尻の上で組みます。
・肩甲骨を寄せて両手首を近づけてから、天井に向かって両腕を引き上げ2~3呼吸キープします。
※こちらも絶対に首を動かさないように注意してください。ポーズを解放する時は軽減法と同様にチャイルドポーズで頭の血流を落ち着つかせましょう。
疲れが癒されると副交感神経が働いて血管が広がり免疫力も上がります。日頃使いすぎている目の疲れを取り、心も鎮めて一年の疲れをリセットしてくださいね。
マメ知識
※シャシャンカーサナ(Shashankasana)
サンスクリット語で
シャシャンカ(Shashanka)=うさぎ
アーサナ(asana)=姿勢、体勢
サンスクリット語のヨガのポーズ名は、「ポーズ名となる単語+asana」が合わさったもの。