手が疲れていませんか?

体を動かさない日も、手を使わない日はないですよね。

私たちはスマホ・家事・仕事・育児・介護など、日常生活で手を酷使しています。

こりや疲れを実感しにくい場所ですが、実は肩こりの原因が手にある場合もあるのです。

手首の筋肉は、筋膜※や筋肉を介して肩や首に繋がっています。

手首の筋肉のこりや硬さがこれらの筋膜や筋肉を伝わり、肩こり・首こりを招く原因にもなってしまうのです。

また、手はヨガでポーズをとるときに体を支える土台の一つになる場所です。

日常生活を快適に送るためにも、ヨガを安全に行うためにも手のケアは大切ですね。

手のほぐし方

  1. 指のストレッチ

・両手の指をつけ根まで深く絡ませ、ぎゅっと握ってぱっと解放します。

23回程度行いましょう。

指のつけ根に刺激を入れて指先の血流を促進します。

2.手首回し運動

・左腕は「小さく前にならえ」をして、右手で左手首の少し上を支えます。

・左手首を時計回りに5~10回、反時計回りに5~10回まわします。

・反対側も同様に行いましょう。

手首の関節の動きを滑らかにさせ、筋肉の緊張をゆるめます。

3.前腕のストレッチ

前腕伸筋群(手の甲側の筋肉群)のストレッチ

・手の平を自分に向け、手首を曲げて腕を伸ばします。

・親指を伸ばします。

握った手を開く、手首を反らすなどの働きをする筋肉群の疲労を取ります。

親指を動かす筋肉は他の4本指を動かす筋肉とは独立しているため、親指は別に伸ばしましょう。

前腕屈筋群(手の平側の筋肉群)のストレッチ

・手の甲を自分に向けて手首を反らしながら人差し指~小指の4本を伸ばします。

・親指を伸ばしましょう。

手を握る、手首を曲げるなどの働きをする筋肉群の疲労を取ります。

こちらも、親指は筋肉のつき方が違うため、他の4本指と別に伸ばします。

いかがでしょうか。

レッスンでは、この他にも様々なバリエーションで末端から体をほぐしてヨガのポーズに入っていきます。

是非ご自宅でもいつも頑張ってくれている手を労わってあげてくださいね。

マメ知識
※筋膜
筋肉や臓器など全身を覆う膜で網目のように全身に張り巡らされている。
第二の骨格とも言われている。
運動不足や加齢により筋膜が癒着したり硬くなったりすると、筋肉や内臓の動きが悪くなってしまう。

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