リンパってなに?

リンパという言葉は知っているけれど、
リンパとはなにか、
どのような働きをしているのか
曖昧な方も多いのではないでしょうか。

全身に張り巡らされたリンパ管、その中を流れるリンパ液、
そのリンパ液の中継地点であるリンパ節の総称がリンパです。

リンパの役割

・静脈で処理しきれない老廃物の回収

・有害な老廃物のろ過

・体の中の水分の調節

・免疫力の向上

リンパは免疫機能として体中をチェックしながら、とってもゆっくり流れています。

リンパ管の先端から、リンパのゴール地点※の鎖骨付近に到達するまで
半日から約一日もかかると言われているのです。

この大切なリンパの流れには、実は心臓のようなポンプ機能はありません。

リンパ管のそばを流れる血管の動き、筋肉の収縮、深い呼吸を利用して流れているのです。

血管より細くリンパ節などの中継地点が多く存在するリンパの流れは少しの筋肉の緊張やこりでもすぐに滞ってしまいます。

すると、体内に老廃物や水分が蓄積され、むくみや体重増加を招いてしまいます。

呼吸を深めながら筋肉を伸び縮みさせるヨガはリンパの流れを促進するのに最適ですね。

また、体の中の老廃物が最後に流れつく鎖骨、毛細血管やリンパ節が多く集まっている足裏やヒザ裏をマッサージすることもとても有効です。

心身ともにリラックスできる方法でリンパの流れを良くし、不要な物をしっかり手放せる巡りの良い体作りをしていきましょう。

マメ知識

※鎖骨はリンパのゴール地点
体中に張り巡らされたリンパ管は川のように細い流れが合流を繰り返し太い流れとなり、鎖骨の下にあるゴール地点「静脈角」に向かう。
上半身の右半分は右鎖骨に、それ以外は左鎖骨に流れ着く。
特に、体のほとんどのリンパのゴールである左鎖骨をほぐすことが大切。