一年の疲れを癒す呼吸法~片鼻呼吸
師走になると、予定が詰まっている方もそうではない方も、なんだか気持ちが忙しなくなりませんか?寒さに身体をついていかせようと自律神経もフル活動していて、特に何もしていなくても身体も疲れやすい季節です。
そんな季節は、自律神経のバランスを整えて心が自然と落ち着く呼吸法を取り入れてみてはいかかでしょうか。
片鼻呼吸のメリット
・自律神経のバランスが整う
・心身がスッキリする
・睡眠の質が上がる
・鼻の通りが良くなる
・集中力が高まる
片鼻呼吸 ナーディ・ショーダナ(Nadi Shodhana)※ のやり方
右手の人差し指と中指を折り曲げ、親指で右鼻を閉じて左鼻から息を吐きます。
左鼻から息を吸い、薬指で左鼻を閉じて右鼻から息を吐きます。
右鼻から息を吸い、親指で右鼻を閉じて左鼻から息を吐きます。
勢いをつけずにゆったりとした呼吸を数分からはじめてみましょう。左鼻からはじめたら、左鼻で終わります。快適であることがとっても大切なので、鼻がつまっている時は控えてくださいね。
人の身体の右半身と左半身は脳の左右反対側のエリアによってコントロールされています。鼻孔についても同じで、左鼻呼吸では副交感神経系の活動が優位になり右鼻呼吸では交感神経系の活動が優位になります。
さらに、ヨガのエネルギー的観点から言うと、
左鼻呼吸…月、女性、冷、静、受動性、内向性を司る
右鼻呼吸…太陽、男性、動、能動性、外向性を司る
とされています。
陰と陽のバランスを整えて心を浄化する呼吸法でもあるのです。
日々の生活に呼吸法を取り入れて、エネルギーを循環することで得られる恩恵をたっぷり受けとってくださいね。
マメ知識
※ナーディ (Nadi)
ナーディとはエネルギーの経路のこと。
ナーディは72,000本あるとされており、生命エネルギーをナーディに流しながら負のエネルギーを取り除き浄化していく。
ナーディの中でも特に重要なのが
・左の鼻孔から右脳につながるイダーナーディ
・右の鼻孔から左脳につながるピンガラナーディ
・会陰部から頭頂までの正中線を通るスシュムナナーディ
イダーとピンガラのバランスが整うと、スシュムナが浄化されエネルギー流れやすくなる