睡眠の質を上げるヨガ
夜なかなか寝つけない、眠りが浅い、寝ても寝ても眠い・・・
眠りに関するお悩みをお持ちの方は多いかと思います。
そんな時にもヨガがオススメです。ヨガには、睡眠の質を改善する効果があるのです。
ヨガで睡眠の質が上がる理由
・入眠しやすくなる程度の適度な運動のため
・心身の緊張がほぐれるため
・自律神経のバランスが整うため
・眠りに必要なホルモン分泌を促せるため
ヨガにはさまざまな流派、レッスン強度がありますが、夜は心身ともにリラックスできるヨガを行いましょう。頑張って身体を伸ばそう、鍛えようとせずに6割くらいの感覚でじゅうぶんです。
なかなか時間が取れない方も、夜お布団の上でご自分の呼吸の音を聴きながら、目をつぶってポーズを取ってみてください。「自分の身体や心にとって良いことをしているな~」というポジティブな感情も、睡眠の質を上げる一つの大きな要因になってくれるはずです。
では、お休み前のヨガにオススメのポーズを一つご紹介します。
片脚長座前屈(ジャーヌシルシャーサナ※)
両脚を伸ばして座り、左ひざを曲げて足裏を右の内ももにつけます。
手を床におろし、息を吐きながらゆっくり上半身を前に倒していきます。
目をつぶって数呼吸キープし、ゆっくりと上体を起こしてから反対側も同様に行いましょう。
余裕があれば脚の裏に手を回し、おでこを脚に近づけますが、前に倒そうと頑張って手を遠くに伸ばす必要はありません。寝る前なのでいつもの6割くらいにとどめましょう。
このポーズでは、目を閉じて「第三の目」と呼ばれている眉間の間に意識を集中させることで、脳の松果体や下垂体※が刺激され睡眠の質が上がります。深い呼吸とともに身体の背面の緊張、心の緊張がほぐれいき眠気が誘発されるでしょう。また、内臓も刺激され消化機能の改善も期待できますよ。
マメ知識
※ジャーヌシールシャーサナ(Janu Sirsasana)
サンスクリット語で
ジャーヌ(Janu)=膝
シールシャ(Sirsa)=頭
アーサナ(asana)=姿勢、体勢
サンスクリット語のヨガのポーズ名は、「ポーズ名となる単語+asana」が合わさったもの。