冬のお悩みを解消~門のポーズ(パリガーサナ)
一年で一番寒い時期になりました。
年末年始に食べ過ぎてしまった方、年齢を重ねるにつれ太りやすくなった方※、冬になり運動不足の方、休みが明けたけれどなんだかやる気が出ない方も多いかと思います。
今回は、そんな方々にオススメの「門のポーズ」をご紹介します。
門のポーズ(パリガーサナ)の主な効果
・内臓機能活性化
わき腹を伸ばすことで腎臓や肝臓を活性化させ消化機能を高めます。
また、腸を刺激することで便秘改善効果が期待できます。
・背骨の歪みの解消
体の側面を伸ばす動きで背骨の詰まりを取り、しなやかな背骨をつくる効果があります。
・お腹、背中、太もものシェイプアップ
わき腹、背中の大きな筋肉を伸び縮みさせることで、気になるお腹周りや背中のたるみを引き締める効果があります。
また、日常生活で使いにくい内ももをストレッチして引き締めるとともに、股関節の柔軟性を高める効果があります。
・呼吸機能の向上
胸を開いて猫背を解消し、肋骨の筋肉を伸び縮みさせて可動域を広げることで深い呼吸がしやすくなります。胸を開くことで気持ちも前向きになっていきますよ。
・肩こり解消
腕を大きく回して肩のつけ根や肩甲骨まわりをほぐし、硬くなりやすい背中の筋肉も伸ばすことで肩周辺の血行が良くなります。
・体幹強化
下半身を安定させながら上半身を横に倒してバランスを取ることで、体幹を強化することができます。
門のポーズのやり方
・ひざ立ちをしてから右足を真横に伸ばし、伸ばした足先とひざは同じ方向を向くようにセットします。
足を伸ばす時に骨盤がつられて動かないように、左ひざは腰骨の真下の位置をキープしておきましょう。
・両手を太ももにそえ息を吸いながら左手を横から上げ、吐きながら上半身を右側に倒していきます。右手は自然と太ももの上をスライドさせて、ひざ以外の場所にそえましょう。
体を横に倒す時は前かがみにならないように、真横に倒せる範囲で呼吸にのせながら徐々に伸びを深めていきます。
・余裕があれば、左の腕ごしに目線を天井に送って胸を開きながら数呼吸キープしましょう。
・お腹を引き締めたまま元の位置に戻り、足を入れ替えて反対側も同様に行います。
ヨガのアーサナ(ポーズ)の基礎となる大事な動きが多くつまったポーズを通して、呼吸が深まり身体が伸びる心地良さ、筋肉が引き締まる爽快感を味わってくださいね。
マメ知識
※『基礎代謝の低下』
基礎代謝とは、呼吸・体温維持・心臓の拍動など生きていくために最低限必要なエネルギー量のことです。
この基礎代謝は、体重・筋肉量・性別・遺伝などの要素によって個人差があり、運動不足や加齢により低下してしまいます。
基礎代謝が落ちるとカロリーが消費されにくくなり、脂肪が体にたまりやすい状態になってしまうのです。
基礎代謝を上げるには、一朝一夕ではなく長期間にわたって適度な運動や体に良い食生活を続けることが必要と言われています。