かんたん腸腰筋トレーニング

前回ストレッチ方法をご紹介した腸腰筋ですが、伸ばして可動域を広げるだけではなく、機能的に使えるように強化することも同じように大切です。筋肉は伸びっぱなしも縮みっぱなしも良くなく、伸びることも縮むこともできるしなやかさを養う必要があります。

腸腰筋が機能的に働くメリット

・代謝UP

・冷え性改善

・内臓機能UP

・内臓下垂の予防

・ぽっこりお腹解消

・下半身の使い方の効率UP

今回は、ヨガのウォーミングアップにもクールダウンにも使える「かんたん腸腰筋トレーニング」をご紹介します。腸腰筋を使って行うヨガのポーズの練習にもなりますよ。

かんたん腸腰筋トレーニングのやり方

・両足のつま先を天井に向けて足首を90度に曲げ、左手で左膝を脇に向かって引き寄せます。

・引き寄せた状態で左手を離し、膝の位置をできるだけ変えないように5カウントキープします。

・5回程度繰り返し、反対足も同様に行いましょう。

ポイント
膝を引き寄せる時に反対の骨盤が浮かないように、足首を曲げてかかとをしっかりけり出します。骨盤が浮いてしまう時は、手で骨盤を押さえてもOKです。

腸腰筋は日常生活にはもちろんのこと、ヨガの様々なポーズでもポイントになる大切なインナーマッスルです。

身体の奥にはこういう筋肉があるんだな~とイメージして頂くことで、いつもの動きも変わってくるかもしれません。

マメ知識

大腰筋
背骨から太ももの骨の内側につき、脚を前に振り出す歩行、ランニング、ジャンプ動作、階段をのぼる、坂をあがるときなどに強く働き、姿勢の維持にも貢献する。
腸骨筋
骨盤の内側から太ももの骨の内側につき、しっかり脚を上げる歩行、階段をのぼる、坂をあがるときなどに強く働き、姿勢の維持にも貢献する。
小腰筋
背骨から骨盤の内側につき、背骨を若干丸める働きをする。