半月のポーズ~ヨガブロックを使って快適に
ヨガをより快適に、心地良く、安全に行う上でヨガ用の道具=プロップスは欠かせません。
特に、ヨガブロックは柔軟性アップ、筋力アップに役立ち、初心者さんのポーズのサポートにも上級者さんのポーズの難易度アップにも使うことができます。
万能で自由自在に使うことができる頼もしい存在なのです。
今回は、ヨガブロックを使いながら、半月のポーズ(アルダチャンドラーサナ)を一つ一つ練習する方法をご紹介します。
半月のポーズの主な効果
・股関節まわりの柔軟性アップ
・下半身の引き締め
・体幹の筋力強化
・集中力アップ
・姿勢の調整
柔軟性、バランス感覚、体幹の筋力、集中力が必要なポーズですが、ヨガブロックを使うことで、段階を踏んで練習することができます。
やり方
ステップ①
ブロックを両手に持って立った姿勢から、背中を伸ばしたままお辞儀をして肩の真下にブロックをおろします。お尻の高さに左足を上げて、おへそとつま先を下に向けて左の足の裏で見えない壁を押すイメージを持ちましょう。次に、そっと左手をブロックから離して腰にあて、軸足の外側に体重が逃げないように内モモを寄せる感覚で自分の中心軸を意識します。
ステップ②
おへそを左に向けてみましょう。上げている左足のつま先も左向きに変わりますが、ずっと足の裏は遠くに蹴り続けます。
ステップ③
左手を天井に向かって高く上げて、余裕があればゆっくりと目線も天井へ送ります。目線を上に向けた途端にバランスを崩しやすくため、目線とバランスの関係の深さにも気づきを得られるでしょう。
ステップ④
ブロックを使ってステップ③までできるようになったら、ブロックの高さを低くしていきます。ブロックが不要になったら、マットに手をついて同様に行ってみてください。
こうしたポーズは、いきなり完成形を目指そうとせずに、一つ一つ丁寧に真摯に取り組みましょう。そうすることで、いつしか「ここだ!」と感じて安定できる自分の軸が見つかりますよ。
マメ知識
※アルダチャンドラーサナ(Ardhachandrasana)
サンスクリット語で
アルダ(Ardha)=半分
チャンドラ(Chandra)=月
アーサナ(asana)=姿勢、体勢
サンスクリット語のヨガのポーズ名は、「ポーズ名となる単語+asana」が合わさったもの