ヨガベルト活用法②~股関節ストレッチ

前回のブログでヨガベルトを使うメリット、猫背改善にオススメの「たすきがけ」の方法をご紹介しました。今回は、ヨガベルトを使って股関節をやわらか~くしていきましょう!

股関節は、球状をした太ももの骨(大腿骨)の先端が骨盤にはまっている球関節です。
この球状の形のおかげで、「脚を前に振り上げる、後方に引く、横に開く、閉じる、外に回す、内に回す※」と多方向に動かすことができます。
さまざまな動きができる股関節についている筋肉の中で、今回は日常生活で硬くなりやすいもも裏、内もも、お尻の筋肉の柔軟性を上げて股関節の可動域を広げていくストレッチをご紹介します。それぞれの筋肉を伸ばすことで、次のようなメリットがありますよ。
ハムストリングスを伸ばすメリット
姿勢が整う
腰痛が緩和する
代謝が良くなる
下半身の疲れが取れる
膝を伸ばしやすくなる
内転筋群を伸ばすメリット
姿勢が整う
血行が良くなる
むくみが緩和する
レッグラインが整う
婦人科系の不調が緩和する
お尻を伸ばすメリット
姿勢が整う
ヒップの形が整う
腰痛が緩和する
代謝が良くなる
血行が良くなる
むくみが緩和される
今回ご紹介する動きは、ヨガベルトを使って仰向けで行うことで、骨盤を安定させながら伸ばしたい部分にしっかりフォーカスすることができます。そして、重力が真上からかかることで重力と自分の脚の重さ、腕の重さを負荷にすることができるため、柔軟性を上げる効果が非常に高いです。
ヨガベルト股関節ストレッチのやり方

仰向けになり、左足の裏にヨガベルトをひっかけて足裏を天井に向けます。
両手でヨガベルトを真下に引っ張りながら左膝を曲げ伸ばしましょう。

余裕があれば足裏とヨガベルトで押し合いをしたまま、右膝を伸ばしてみましょう。この時に、右のお尻が浮かないように右足首を曲げてカカトを遠くに押し出しておきます。

左手でヨガベルトを持ち、右手は右の腰骨にそえるか床に置き、左脚を左横に開きます。左脚を開くのにつられて右のお尻が浮かないようにしましょう。数呼吸キープしたらゆっくりと左脚を天井方向に戻します。

ヨガベルトを右手に持ちかえて、左手は左の腰骨にそえるか床に置き、左脚を右横に倒します。左のお尻が浮かないところで数呼吸キープしてからポーズをほどきましょう。
いかかがでしょうか。ゴロゴロ寝ながらできるのでお休み前に一日のお疲れを取るのにもピッタリです。反対側の脚も同様に行ってくださいね。
マメ知識
※股関節の動き
股関節の屈曲…脚を前に振り上げる
股関節の伸展…脚を後方に引く
股関節の外転…脚を外に開く
股関節の内転…脚を内に閉じる
股関節の内旋…脚を内に回旋する
股関節の外旋…脚を外に回旋する