肩関節のサビ取り~朝一番の上半身ほぐし
寝起きの身体がガッチガチ💦
大人になればなるほど、朝起きてすぐに身体の硬さや動かしにくさを痛感している人も多いかと思います。このスッキリしない状態で一日を過ごすのではなく、朝一番にほんの少し身体を動かして、朝から気持ち良く動ける状態にしませんか?
寝ている間は同じ姿勢が長く続き、身体もまだ目覚めていないため関節の可動域は下がっています。寝返り程度しか動かず長時間じっとしていることで、身体はむくんであちこち痛くなるのは当然です。
特に、大人がガチガチで辛い!と感じるのは首や肩まわりです。ここが不快なまま一日を過ごすと、神経の通り道である大切な背骨の状態も悪影響を受けてそのひずみは日々蓄積されてしまいます。
朝一番の目覚めてすぐの時は、いきなりランニングなどの背骨に負担がかかるハードな運動をするのではなく、ゆったり身体を動かして血流を良くしていくことをオススメします。
寝起きにウォーミングアップ的なちょっとした動きを入れてあげるだけで、筋肉がほぐれて関節の動きも良くなります。
前回のブログでお伝えした股関節と同様に、肩関節も球状をした上腕骨の先端が肩甲骨にはまっている球関節です。球状の形のおかげで腕の可動域はとても大きいのですが、股関節よりも受け皿である肩甲骨のくぼみは非常に小さいため、肩関節はとっても不安定な関節です。無理に動かそうとすると肩を痛める可能性もあるため、重力を借りながらゆっくりと動かすことで関節のサビ取りをしていきましょう。
今回ご紹介する動きは肩甲骨をしっかり動かせるため、大人に多い肩まわりのトラブルの予防にもなりますよ。血行が良くなり、肩こり・首こり解消効果も期待できます。
朝一番のアームサークル
お布団の上で横向きになり、両手を「前にならえ」するように前に伸ばして手の平を重ねてヒザは軽く曲げておきます。
上の手をぐるりと一周まわして手の平を重ねます。この動きを何度か繰り返しましょう。
肩がほぐれてきたら、指先を目で追いながら同じように一周まわして首や背骨もほぐしてみてくださいね。
マメ知識
肩関節の正常関節可動域