5月のお疲れ解消~鎖骨ワークでガチガチ肩ほぐし
爽やかな5月は、体を動かすのにもお出かけをするのにもとっても気持ち良いですよね。その一方で、新年度のお疲れがドッと出やすい時期でもあります。
人の体で、疲れやコリを感じやすい部分が肩です。
特に、日本人女性は欧米人にくらべて肩や首の骨格が華奢なため、重い頭を支えるのに疲れて肩こりを起こしやすいと言われています。心が疲れている時や、なんだかバタバタ忙しいよ~という時も、呼吸が浅くなったり肩に力が入ってしまったりします。
こり固まった筋肉は、しっかり動かすことで血行を促し、リラックスさせてあげましょう。
肩こりを解消するのに肩甲骨を動かすと良いことはご存知の方が多いと思います。
ただ、肩甲骨は体の背面にあり、動きに慣れていないと肩甲骨をどう動かすのかを意識するのは難しいかもしれません。
肩甲骨は肋骨の上に浮遊している骨で、鎖骨を介して体幹とつながっています。鎖骨は肩甲骨と胸骨(胸の中央のネクタイのような骨)とつながっていて体の前面にあるため、肩甲骨よりも意識をしやすいです。
鎖骨を触りながら肘を動かす「鎖骨ワーク」を行うことで肩甲骨を自然に動かし、肩こりを解消していきましょう。
また、鎖骨を支点に肩甲骨をしっかり動かすと、胸の背骨(胸椎)も連動するため姿勢が整い呼吸も深まっていきますよ。
鎖骨ワーク
①
息を吐って鎖骨に手をそえて両肘を前に突き出します。
息を吸って手を鎖骨の外端にすべらせながら両肘を後ろに引きます。
呼吸に合わせながら、数回繰り返しましょう。
②
鎖骨に手をそえて左肘を下、右肘を上に向けます。
反対側も同様に行います。
左右数回繰り返しましょう。
③
鎖骨に手をそえて左肘を前方に突き出し、右肘を後方に引きます。
反対側も同様に行います。
左右数回繰り返しましょう。
手で直接触れられる鎖骨を意識しながら動くことで、大人がかたくなりやすい肩甲骨まわりや胸椎が動きやすくなります。動かすごとに体がほぐれていく様子を感じてくださいね。
マメ知識
胸椎…胸の部分の背骨。12個の椎骨から構成されていて、胸椎全体でゆるやかに後方に湾曲している。胸椎すべての骨が肋骨と連結する。