背中シャキ!~サヨナラまんまる背中
顔は毎日鏡で見ている。
お腹や太ももも視界に入る。
では、背中はどうでしょうか?
自分では気づかないうちに、いつの間にか肩が盛り上がり背中の横が大きく広がっていた、、、なんて方はとっても多いのではないでしょうか。
思っている以上に年齢は背中に表れやすく、見た目の印象にも大きく影響を与えます。そして、背中のシルエットと健康状態も関係が深いです。
まんまる背中になっている方の多くは、巻き肩や肩こりのお悩みも抱えています。
背中側には、僧帽筋という大きな筋肉が付いており、大きな筋肉は場所によって働きが異なります。
僧帽筋の働き
僧帽筋上部:肩甲骨を上げる
僧帽筋中部:肩甲骨を寄せる
僧帽筋下部:肩甲骨を下げる
日頃から肩が上がりっぱなしの方や、手や腕を動かす時に肩がぐいっと持ち上がってしまう方は、僧帽筋の上部だけが強くなりすぎている可能性があります。
肩が上がって肩甲骨が離れている状態はいわゆる猫背の姿勢で、姿勢を正しく保つ筋肉が怠けてしまい、お肉が外につきやすくなってしまうのです。
また、僧帽筋の深層には菱形筋という筋肉もあり、僧帽筋の働きをサポートしています。
まんまる背中とサヨナラするには、肩甲骨を寄せて下げる僧帽筋中部、下部、菱形筋にたっぷり刺激を入れていきましょう。特に僧帽筋下部をしっかり使わないとエクササイズにより逆に肩が上がり肩の張りを引き起こす可能性もあるため、正しいフォームで行うことが大切です。
代謝を上げるためにも、体幹の筋肉も養いながらしっかりと背中に刺激を入れていきましょう。
やり方
床の上に正座か椅子に座り、背すじを伸ばしたまま上半身を斜めに傾けます。
両手を頭上に上げ、息を吐きながら肘を肩の高さまで曲げて、吸って戻ります。
ご自身の筋力に合わせて、10回程度行ってみましょう。
上半身を斜めに傾けることで重力の負荷を足して体幹と背中の筋力バランスを整えることができます。
肘を曲げる時に、肩が上がらないように注意してくださいね。
マメ知識
菱形筋
僧帽筋に覆われる薄い菱形の筋肉。
自分のほうに物を引き寄せる動きや、胸を張って「気をつけ」をする時の姿勢筋として働く。