股関節の詰まりにアプローチ~骨盤ほぐし
体を動かしやすい気候が続いていますが、いざ動こうとすると脚のつけ根に詰まったような違和感を覚える、脚が重い、そんなお悩みはありませんか?
動く前にささっと骨盤をほぐすことで、そんな不快な状態が改善されるかもしれません。
股関節には、上半身と下半身を繋ぐインナーマッスルである腸腰筋という筋肉があります。みぞおちの奥あたりから太ももの骨の内側につく大腰筋と、骨盤を構成する腸骨の内側から太ももの骨の内側につく腸骨筋の総称が腸腰筋です。
今回は、腸腰筋の1つである腸骨筋にフォーカスしていきます。
腸骨筋が硬くなるデメリット
・股関節を曲げた際に詰まりを感じる
・あぐらの姿勢がとりにくい
・坂を上がるのがきつい
・階段を上がるのがきつい
・脚が重い
このような股関節の不快な症状があると、日常動作が億劫になりかねません。そして、それがさらに腸骨筋の硬さを助長していきます。
骨盤の内側をほぐすことで、硬く動きにくくなっていた筋肉の状態が良くなるので是非試してみてください。
骨盤ほぐし
お腹のくびれラインから骨盤に向かって手を下げていき、骨のキワに親指を当てます。
上半身を左右に揺らしながら指の位置を少しずつずらし、骨盤上部の骨のキワをまんべんなくほぐしましょう。
ものの1分ていど、とっても簡単ですがするのとしないのでは大違いです。ひと手間加えることで、体の状態はぐんと変わっていきますよ。
マメ知識
腸骨筋の働き~
・内臓への衝撃を和らげる
・股関節を曲げる (股関節屈曲)
・外に回旋させる (股関節外旋)
・姿勢の維持
日常動作では、しっかり脚を上げて歩く・坂や階段を上がるときに強く働く。