お正月明けのスイッチ切り替えに~三角のポーズ

お正月が明けて日常生活が始まりました。身体も心も「いつも通り!万全だよ!」という人の方が少ないかもしれませんね。

ちょっと気持ちを上げたい時、お正月に蓄えたあれやこれや(笑)をどうにかしたい時は、身体を動かせば心も自然とついてきます。

今回は、お正月明けにスイッチを切り替えたい時、全身を引き締めたい時にオススメの「三角のポーズ(ウッティタトリコナーサナ※)」をご紹介します。

三角のポーズの主な効果

・骨盤調整

・お腹の引き締め

・股関節の柔軟性向上

・背中や肩のこりの緩和

三角のポーズは立って行うポーズで、土台となる足裏で床をとらえるグラウンディングも意識して行います。重力に負けないように全身の筋肉や骨を強化できるポーズで、身体と心のつながりも強くなりますよ。

三角のポーズのやり方

・足を肩幅の2倍程度に開いて立ち、左足のつま先はやや内向き、右足のつま先は90度外に向けます。

・両手を真横に広げて上半身をゆっくり右に倒し、右手は床方向、左手は天井方向に上げます。

・余裕があれば目線は左手の指先に向け、3呼吸程度キープしたら上半身を起こし、反対側も同様に行いましょう。

ポーズのポイント

◇上半身

上半身が前にたおれて背中が丸くなる場合は、上半身を傾けすぎています。胸が正面を向き背中が伸ばせる範囲で上半身を傾け、下に向いた手は膝以外の脚に軽くそえるかヨガブロックを使いましょう。

◇下半身

このポーズで特に注意が必要なのが、上半身を傾ける側の膝を反らす方向に伸ばしすぎ (過伸展)ないことです。

膝の過伸展は神経や血管を痛めるおそれがあるため、膝はほんの少し曲げるくらいのゆとりを持って筋肉で関節を支えましょう。

このような身体を強化するポーズは、自分の身体の感覚に素直に向き合うことが大切です。ついつい上半身を深く倒したいという欲が出てしまいますが、ポイントを守ってポーズを取りましょう。

身体の声に耳をすませ、痛みや鋭い感覚があればポーズをゆるめることも大切です。

マメ知識
※ウッティタトリコーナーサナ(Utthita Trikonasana)
サンスクリット語で
ウッティタ(Utthita)=伸びた
トリコーナ(Trikona)=三角
アーサナ(asana)=姿勢、体勢
サンスクリット語のヨガのポーズ名は、「ポーズ名となる単語+asana」が合わさったもの。