冬は腎の季節~腎を労わるリラックスヨガ

東洋医学では、冬は「腎」の季節です。

西洋医学の腎臓は排尿や身体の中の老廃物のろ過などを担当する臓器ですよね。

東洋医学における「腎」は、そうした働きだけではなく、成長、発育、生殖に関する働きを一生涯にわたって調整し、生命力の源である「精」を貯める場所とされています。

腎が弱ってしまうと

・ドライアイ

・骨や歯のもろさ

・腰痛

・耳鳴りやめまい

・尿や便の異常

・白髪や抜け毛

・不安症

・物忘れ

このように腎の弱りは悲しいかな、老化を加速させてしまいます。
そこで、今回は年末の忙しい時期に気持ちを落ち着かせ、腎も労わるヨガポーズをご紹介します。

腎のおうちは腰にあるため、うつ伏せになり冷えが苦手な腎がある背中側に太陽をあてて腎を温めます。
そして、普段の直立の姿勢で他の臓器に押しつぶされている腎の負担を減らしていきましょう。

うつ伏せのワニのポーズ

うつ伏せになり、両手を重ねた上におでこか右のこめかみを乗せます。

左の膝を曲げて骨盤の横に移動させましょう。骨盤の横まで移動させるのが辛い場合は、膝は軽く曲げるていどで大丈夫です。

ゆったりと5~10呼吸キープし、ポーズをほどいて反対側も同様に行います。

よりリラックスしたい場合は、ブランケットやクッションを頭の下や膝の下に敷いて身体をゆったり休めながらポーズを取ってください。

腎はとにかく冷えが苦手です。

腎を守るには、手首、足首、首の三首をしっかり温めることも大切です。

冬に縮こまりやすい身体を広げるために、ストレッチやマッサージをするのもとっても良いので色々な方法を組み合わせて腎を労わってくださいね。

マメ知識
※うつ伏せのワニのポーズ
股関節まわりや腰まわりの筋肉の緊張がほぐれ、血行を促進します。
息を吐くたびに筋肉がゆるみ、呼吸が深まっていく様子を観察していくうちにリラックス効果が高まることで睡眠の質も高まります。
太陽が出ている日中だけではなく、寝る前のリラックスヨガにもオススメです。