デトックスもカラダ引き締めも叶う~卍ツイスト


気温差が大きいため、自律神経が疲れて腸の動きが悪くなりやすい時期です。薄着になる日も増えてきたからそろそろお腹も引き締めたい、そんなこの時期にピッタリのヨガストレッチをご紹介します。


自律神経と腸の関係

自律神経は、内臓の働き・代謝・体温・血流などをコントロールするために私たちの意思とは関係なく24時間フルオートで働いてくれるシステムです。体が一定の状態を保って元気に過ごせるように働き続けてくれるため、気温差などの外的な変化が大きい季節はとっても苦手。疲れてしまいます。

内臓の働きをコントロールして消化を促すのも自律神経の役目なので気候が不安定な時期は、腸の動きがどうしても悪くなりがちです。

自律神経に私たちから働きかける方法はたくさんある中で、オススメなのは深い呼吸と背骨をたっぷり動かすことです。つまり、ヨガは自律神経のお疲れを癒すのにピッタリなんですよ。


卍ツイストが良い理由

腸の働きをサポートする呼吸&ツイスト
卍ツイストは呼吸に合わせて体を動かすため、呼吸のペースが自然とゆったりしてきます。深い呼吸は自律神経のンバランスを整える効果がある上に、無意識の呼吸よりも使われる呼吸筋の数が増え、筋肉の動きも大きくなるため、呼吸をするだけで内臓をマッサージすることができるのです。

さらに、背骨を動かすことで体幹の筋肉が腸を刺激し、腸のぜん動運動を促せます。

ちなみに、一般的に男性より女性の方が便秘になりやすいのは、ホルモンバランスの影響もありますが、腹筋力が弱いことも原因とされているんですよ。

股関節を刺激
股関節は上半身と下半身を繋ぐ部分で、関与する筋肉の数が非常に多いです。腸のすぐ近くを通る筋肉もあるため、脚を卍の形にすることで股関節がストレッチされて腸に刺激が入り、内臓が活性化します。

体幹強化
体を傾けて体重を腕で支える動作では、脇の下にある前鋸筋が働きます。腕力だけに頼らずに前鋸筋が活性化してくると、前鋸筋と繋がる腹部の腹斜筋も連動して活性化してきて、体幹の力がかなりついてきます。ツイストの動作も入れることで腹斜筋が強く働き、体がカッコ良く引き締まりますよ。

卍ツイスト

それでは、深い呼吸に合わせて腸を刺激し体幹も強化できる卍ツイストを行っていきましょう。

〈やり方〉

両膝を大きく開いて座り、両膝を左側に倒して脚を卍の形にします。

上半身を左に傾けて左肘を肩の下につき、指先は顔と同じ向きに向けます。

左肘で床を押し、左わき腹が床に沈まないように引き上げます。

息を吸いながら右手と目線を天井に上げます。

息を吐きながら右手を左肋骨に巻きつけて目線を後ろに向けます。

呼吸に動きをのせながら、5~10回繰り返し、反対側も同様に行いましょう。

マメ知識

前鋸筋

前鋸筋は肩甲骨を肋骨に安定させる筋肉で、肩の可動域に関わるとともに、体幹の安定に大きく貢献します。

前鋸筋がうまく働くようになると、ヨガの様々なポーズの安定感もアップしますよ♪

春の不調については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています👇
▶︎ 春を元気に過ごす~デトックス&血行促進が叶う脚組みガス抜きのポーズ

朝のスッキリ習慣に。
夜のリラックスタイムに。
気が向いたときに取り入れてOKです。

“できるときに、できる分だけ”を大切にしながら、
春の体と心をやさしく整えていきましょう🌿