腰を痛めずお腹を引き締める~片脚レッグダウン

年齢を重ねるにつれて、
「最近、下腹がぽっこりしてきた気がする…」
「昔より腹筋が落ちたかも…」
そんな声をレッスンでもよく耳にします。

実際、40代以降は代謝の低下や筋力の衰えによって、お腹まわりの筋肉がゆるみやすくなります。

東洋医学でも、お腹のゆるみは大きなテーマです。おへその下、下腹部にあたる場所は「丹田(たんでん)」と呼ばれ、生命エネルギー=“気”の貯蔵庫とされてきました。

この丹田が充実していると、体も心も安定しやすく、不調に負けないしなやかさが育まれると考えられています。

お腹のインナーマッスルを含めた“腹筋群全体”を鍛えることは、見た目の引き締めに加えて、姿勢の安定や腰痛予防にもつながります。体も心も芯から強くなり、日常生活の快適さがぐんと変わってきますよ。

片脚レッグダウン

今回ご紹介するのは、仰向けで脚を天井に持ち上げてから、ゆっくり下ろしていく「レッグダウン」という動き。見た目以上に深部の筋肉に効く上に、丹田を温めて“気の巡り”を整える効果も期待できます。

両脚同時に床ギリギリまで下ろす方法が一般的ですが、脚の重みに耐える筋力がまだ十分でないと、腰が反りやすく腰痛の原因になることも。

その点、「片脚ずつ」であれば動作が安定しやすく、腰を守りながら確実にお腹に効かせることができます。

片脚レッグダウンのやり方

仰向けになり両膝を曲げ、左脚を天井に上げます。

息を吐きながら、ゆっくり左足を下ろします。床スレスレの位置を最大負荷として、お腹で耐えられる高さまでにしましょう。

片脚10回を目安に、1~2セット。右脚も同様に行います。

筋力アップのポイント

筋力を養うために大切なのは、

  • なんとなく動かさないこと
  • 今の自分に合った負荷で取り組むこと

呼吸を止めず、腰が反っていないかを確認しながら、体の声に耳を澄ませて行いましょう。

深部の筋肉が目覚めると、内臓の位置が整いやすくなり、呼吸も深まりやすくなります。そして何より、「お腹に効いてる!」という小さな実感が、自分への信頼と自信につながっていきますよ。

マメ知識

丹田(たんでん)
おへその下あたりに位置するエネルギーの“中心”のような場所で、心と体の軸を安定させる土台と考えられています。武道や呼吸法でも大切にされ、「丹田に力を入れる」という表現を聞いたことがある方もいるかもしれません。

気(き)
目に見えないけれど、体や心を動かすエネルギーのこと。元気・やる気・気力など、日本語にもたくさんの「気」が含まれているように、気が巡ることで私たちは健やかに過ごせます。

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また、体幹を鍛えることは「ぽっこりお腹の引き締め」だけでなく、日常の姿勢や呼吸の質の向上にもつながります。特に今回の「片脚レッグダウン」は、腰にやさしい腹筋ワークとして、初心者の方にも安心して取り入れていただけます。

詳しいポーズの取り方や効果は、レッスン内でも個別にアドバイスしていますので、お気軽にご相談くださいね。